そんな時、いざお店に買いに行ったらずらりと並んだLEDのパッケージに「ルーメン(lm)」という見慣れない言葉が…
ルーメン(lm)って何?ワット(W)とは違うの?「W相当」っていう表記もあってよく分からない。結局何の数字を参考にして買えば良いの?
そんな混乱、疑問の声に電球屋.JPがLEDのルーメン(lm)について分かりやすく徹底解説!
ルーメン(lm)とは何かを知ってぜひLED選びの参考にしてみてください♪
LEDのルーメン(lm)とは
LEDを購入する際、パッケージに「485lm」や「1520lm」など
「lm」で表記された数字に戸惑った経験、ありませんか?
「lm」とは「lumen」の略で、「ルーメン」と読みます。
ルーメン(lm)とは、LED照明の明るさの単位のことです。
厳密には、光源がすべての方向に放射する光の量の値を示しています。
このルーメン(lm)の数値が大きいければ大きいほど明るくなります。
LEDの「W相当」と「ルーメン(lm)」の違いは?
LED電球のパッケージに、ルーメン(lm)とは別に
「40W相当」、「100W相当」といった「W相当」という表記を見たことはありませんか?
この「W相当」と「ルーメン(lm)」の違いは何でしょうか。
まずは「W相当」とは何かからご説明します。ワット(W)についてはこちらで詳しくご紹介しています。
「W相当」とは
LED電球の「W相当」とは、一見白熱電球のワット(W)と同じ意味のように思えますが実は違うんです。
白熱電球のワット(W)とは、消費電力を示す単位のことで明るさの単位ではないんです。
もちろんワット数が高ければ高いほど消費電力も高くなり結果明るくなるので、一般的には白熱電球を選ぶ際の明るさの基準になっています。
ですがLED電球の場合、白熱電球に比べてはるかに低い消費電力で白熱電球と同じほどの明るさを実現することがでるので、
例えば実際には100Wの消費電力を使わずして100Wと同等の明るさを実現できる、これが「100W相当」という表記方法の意味になります。
「LED電球の明るさの基準は「ルーメン(lm)」で統一されました
では何故「W相当」表記が既に存在するのに別で「ルーメン(lm)」表記が必要なのでしょうか。
その理由は、今まで使っていた白熱電球と同じワット(W)数の「W相当」表記があるLED電球を選んだのに「以前より暗くなった」と感じる人が多かったからと言われています。
原因は、先述したようにワット(W)とは消費電力の示す単位であって明るさとは違うという部分にありました。
メーカーによっては電球直下の明るさ※1、特定の照明器具に取り付けた時の明るさ、といったように明るさについての解釈に違いがあり統一性がありませんでした。
こういった問題から、日本照明工業会(JLMA)はLED電球の明るさの指標として「ルーメン(lm)」を表示するよう新ルールを設定しました。
LED電球を購入する際はルーメン(lm)を参考にするようにと呼び掛けています。
※1 白熱電球は一般的に全方向に光が放射するのに対し、LED電球は下方向へ光が放射し上・左右方向への光の広がりが弱い形のものが多い
取り替えの際にルーメン(lm)値を参考にしたLED電球の選び方
LEDはルーメン(lm)を参考にするようにと言われても…
ぱっと見てどのルーメン(lm)のLEDを購入すれば良いのかまだ分からない人も多いのではないでしょうか。
一般白熱電球、ボール電球、小型電球からLEDに取り替える場合の各ルーメン(lm)参考表をご用意しました!
パッケージに表示されているので、ぜひ今後のルーメン(lm)を基準にしたLED購入の参考にしてみてください。
一般白熱電球からお取り替え
一般電球タイプE26口金 | |||||||
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一般白熱電球 ワット(W)相当 |
20ワット相当 | 30ワット相当 | 40ワット相当 | 50ワット相当 | 60ワット相当 | 80ワット相当 | 100ワット相当 |
ルーメン(lm)値 | 170ルーメン以上 | 325ルーメン以上 | 485ルーメン以上 | 640ルーメン以上 | 810ルーメン以上 | 1160ルーメン以上 | 1520ルーメン以上 |
ボール電球からお取り替え
ボール電球タイプE26口金 | |||
---|---|---|---|
ボール電球 ワット(W)相当 |
40ワット相当 | 60ワット相当 | 100ワット相当 |
ルーメン(lm)値 | 400ルーメン以上 | 700ルーメン以上 | 1340ルーメン以上 |
小形電球からお取り替え
小形電球タイプE17口金 | ||||
---|---|---|---|---|
小形電球 ワット(W)相当 |
25ワット相当 | 40ワット相当 | 50ワット相当 | 60ワット相当 |
ルーメン(lm)値 | 230ルーメン以上 | 440ルーメン以上 | 600ルーメン以上 | 760ルーメン以上 |
※ 一般社団法人 日本照明工業会「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」(日本照明工業会ガイドB-008)に準じる。
選び方のポイントまとめ
- ルーメン(lm)とは、LED照明の明るさの単位のことです
- ルーメン(lm)は光源がすべての方向に放射する光の量の値を示し、数値が大きいければ大きいほど明るい
- 「W相当」と「ルーメン(lm)」は意味が異なる
- ワット(W)とは、消費電力を示す単位のことで明るさの単位ではない
- LED電球の明るさの基準は「ルーメン(lm)」で統一
- LED電球を購入する際はルーメン(lm)を参考に
いかがでしたでしょうか?
今回はLEDのルーメン(lm)とは何か、ルーメン(lm)を基準にしたLEDの選び方などをご紹介しました。
ぜひ今後のLED購入・取り替えの参考にしてください。
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